9月の中旬に、寝台特急サンライズ瀬戸に乗車し、四国へ旅をしたときの記録。
元々、両親の実家が愛媛にあるため、幼いころは四国には毎年のように夏休みに帰っていました。
そんな夏休みに一緒に遊んだ、親戚の方を訪ねたり(今年から施設に入ることになり、お見舞いを兼ねて)。
愛媛県と一口にいっても、東予から南予まではかなり距離があり、これまで宇和島や松山を訪れたことがなかったため、フリーきっぷを使って特急の停車駅を中心に「降り鉄旅」をしました。
古い町並みが残る「内子」や「伊予大洲」、そして海沿いの人気駅「下灘」など、場所によって本当に様々な顔を見せるのが面白く。
旅行中、関東は台風や秋雨前線の影響でお天気が良くなかったようですが、瀬戸内は「晴れの国」といわれるだけあって、ほとんど傘を持つ場面もありませんでした。
その土地柄が、愛媛の方々というのが、どこか「カラッとした」印象を受けたのでした。
おおらかで、物事をあまり深刻に捉えず、楽観的な風土があるような気がして。
そして、「みかん」が特産というだけあって、伊予鉄道をはじめとしたオレンジの色合いが街中でひときわ目立っていたような気がします。
そんな愛媛旅の最終盤、「伊予西条駅」で下車し、そこから「愛媛民藝館」を訪れた時のこと。
事前に情報も入れず訪問したのですが、ちょうどその日から「倉敷の手仕事展」が開催されており、なんと館長の方や作家の方と同席する機会に恵まれました。
四国特有のお遍路さんをもてなす文化「お接待」の精神を大切に、その土地の風土や暮らしに根付いた美しい手仕事の品々を展示しています。
(愛媛民藝館 パンフレットの「沿革」より一部引用)
いきなり見ず知らずの人間にお誘いをいただき、まさか館長や作家の方とお話しできるとは思っていなかったので、大変驚きましたが、のちにパンフレットの一文を見て納得しました。
この”気さくさ”は、お接待の文化と結びついていたのでした。

作家の方が作られたハンドメイドの「手まり」。優しい風合い、繊細なフォルム。
丁寧な「手しごと」というものを、改めて愛おしいと思うようになりました。
あまり長く滞在できなかったのが、惜しまれるところですが。
来年もまた、四国にお邪魔しようと思った今回の旅でした。
【今回の旅のおとも】
例によって、事前にあまり目を通さずに流し読む程度でしたが…