駅スタンプの取得を兼ねて、久しぶりに豊島区のターミナル駅、【池袋駅】へ。

ちなみに当駅の西側には東武(東上線)の駅があり、東側に西武(池袋線)の駅があるという、ちょっとしたトリビアがあります。

そんな【池袋駅】からほど近くに、近代建築の三大巨匠と呼ばれる《フランク・ロイド・ライト》による「自由学園明日館」という建物があります。

当時、帝国ホテルの設計のために来日していた、《フランク・ロイド・ライト》が、この建物の建築を引き受けることになったのは奇跡的ともいわれています。

《フランク・ロイド・ライト》がこの自由学園の設計に関わることになったのも、創設者である《羽仁吉一・もと子》夫妻の理念に共鳴したからといわれています。

しかし、この素晴らしい建築にも、戦時中には大きな逆風が吹き荒れます。

太平洋戦争中の日本では、「自由」や「自由主義(リベラリズム)」という言葉は、国家の団結を乱す利己主義・個人主義的な思想、あるいは「敵性思想」とみなされて弾圧されていました。

しかし、それでも羽仁夫妻は、「自由学園」の名を守り続けました。

周辺一帯は空襲で焼け野原になりましたが、「自由学園明日館」の周辺だけは奇跡的に焼失せず、現在は重要文化財としてこの地に今も立ち続けています。

翻って、現代でも、権力者の意に沿わないものの意見が封じられたりする傾向が再び強まっているように思います。

「個人の自由」を追求しようとする動きに対して、それを「わがまま」と捉える「世間」の存在があります。

「国」や「お上」の言うことが正しい、という社会規範は今後ますます強くなっていくのではないかと懸念する中で、「自由」というものの価値を改めて考えさせられた、そんな一日でした。