「アンダンテ」という音楽で使われる速度記号があります。
この語源はイタリア語で「andare(行く、歩く)」の現在分詞形(andante)が由来とされています。
ニュアンスとしては、単に「遅い」ということより、「足を止めずに、一定のリズムで心地よく歩き進むイメージ」というもので、大人の一般的な歩行速度とほぼ一致するテンポ感、と解釈されます。
そんな「アンダンテ」の名前を冠する本屋さんがあります。
都営三田線の【千石駅】から徒歩2分。
『旅と暮らしの本屋 アンダンテ』というお店を先日ついに訪れることができました。
「旅」をメインにした品ぞろえで、旅好きな方にはもちろん、「暮らし」に関する書籍も取り扱っています。
個人的には、鉄道、それも「駅」に関係する本も多く取り扱われていたのがとても嬉しかったです。

そんなわけで、旅の本屋さんで、また新しい駅の本を購入しました。
もう既に、「駅」としては使われていない「廃駅」や「保存駅」など。
それらは、かつて確かに「人々が利用した痕跡」があります。
様々な理由で、駅としては廃止になってしまったけれど、それでも、そこには実際に駅を利用し、どこかに向かう人たちの生活があった。
そういうものを想像する、それは実はとても大事なことなんじゃないか、そんなことを感じた本でした。
(人が多い場所が苦手なので)東京方面にはあまり頻繁に行かない私ですが、このあたりは比較的交通量も少なく、駅からも近いので、また訪れてみたいと思ったりしたのでした。